日に新たに、日々に新たに、又日に新たなり。

名言・故事・名セリフと駄文をお届けするIT経営コンサルタント川上賢人のブログ。自称『どちらかと言えば天才』がちょっと格好良い事とかを書いてみるチラシの裏。

    タグ:孟子

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    磁基(じき)ありといえども、時を待つに如かず (孟子)

    磁基(じき)とは畑を耕す道具のこと。
    どんなに良い道具があっても、季節をはずしては作物は作れないと言うこと。

    つまり、優れた技術や商品も、それを活かすにはタイミングが重要だと言うこと。
    むやみやたらと猪突するだけが能ではないのです。
    私はそう思います。

    まあ、最近はハウス栽培や工場野菜など季節に関係なく作られる野菜も増えてきましたが。



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    来(きた)る者は拒まず、去る者は追わず。 (諺)

    自分を頼ってくる人を無碍にしたり、自分から去っていく人に執着しない。
    つまり、自分のこだわりを捨て、相手の意志を尊重する大人の態度のこと。
    大人は「オトナ」ではなく「タイジン(度量や器量を備えた人)」ですが、この場合はどちらでも大差ありませんね、

    孟子が弟子を取るときの態度がこの「来る者は拒まず、去る者は追わず。」だった様です。
    そう言えば食客3千人といわれた孟嘗君の逸話でも似たような話が出てきた記憶があります。

    来るものを選り好みしたり、去っていく人に執着するのは器量が足りないか、自分の軸が定まっていない小人だといえます。
    小人は「コドモ」ではなく「ショウジン」ですが、この場合はどちらでも大差ありませんね、

    全てがそうだとは言えませんが、去る者は追わずの態度を潔しとしないのはまさに「小人の交わりは甘きこと醴の如し」の現れと言えます。

    どちらかと言えば人付き合いは苦手(というか面倒)なのですが、だからこそ「来る者は拒まず、去る者は追わず」の態度が程よい人間関係なのではないかと思います。

    孟嘗君(1) (講談社文庫)
    宮城谷 昌光
    講談社
    1998-09-04


     

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    人必ず自ら侮りて、然る後に人、これを侮る (孟子)

    自分で自分を卑下したり、自分を大切にしない人は、他人からもそのように見られてしまいます。

    今風に言えば『セルフイメージが大切』ということですね。

    「自分なんて」とか「私には無理」とかすぐ言う人、愚痴ばかりが多い人は、他人からも低く見られ侮られるようになります。
    また、軽々しい言動が多かったり、修養を怠っているなど、自分自身の成長を意識してない人も、同じく他者から侮られる結果になります。

    自分を大切に出来ない人に、本当の意味で他者を思いやることは出来ません。
    自分の態度は自分に跳ね返ってくるということですね。

    普段から注意したいものです。
    自戒を込めて。

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    能わざるに非ず、為さざるなり。 (孟子)

    出来ないのは、能力が足りないからではなく、やらないから。

    耳が痛い。


    孟子 不安と混迷の時代だからこそ―現代活学講話選集〈3〉 (PHP文庫)孟子 不安と混迷の時代だからこそ―現代活学講話選集〈3〉 (PHP文庫)
    (2005/04)
    安岡 正篤

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