日に新たに、日々に新たに、又日に新たなり。

名言・故事・名セリフと駄文をお届けするIT経営コンサルタント川上賢人のブログ。自称『どちらかと言えば天才』がちょっと格好良い事とかを書いてみるチラシの裏。

    タグ:マーケティング

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    ブログネタ
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    道徳を忘れた経済は罪悪である。経済を忘れた道徳は寝言である。 (二宮尊徳)

    儲けるために手段を選ばなければ、例え法令に違反してなくても長期的には支持を得られずロクな事になりません。
    道徳を忘れた経済活動は悪事に陥りやすいのです。
    いくら綺麗ごとを言っても、利益が得られなければ事業を継続することは出来ず、まさに寝言に他なりません。

    会社などの営利組織だろうとNPOなどの非営利組織であろうと、組織を維持するためには利益つまり経済活動が不可欠です。
    渋沢栄一翁の言葉を借りれば、論語と算盤ということになります。

    現代における共創マーケティングなどとも呼ばれるコトラーのマーケティング3.0なども、噛み砕いていえば道徳と経済の両立を目指したものと言えるでしょう。
    やっと世界が日本に追いついてきました!?
    と言ったらさすがに言い過ぎですね。調子にのりました。

    Googleが掲げる10の事実の中の「悪事を働かなくても金儲けは出来る」がビジネスの成長には大事なのです。
    私はそう思います。

    二宮尊徳の経営学 (PHP文庫)
    童門 冬二
    PHP研究所
    2013-04-03


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    企業の目的として有効な定義は1つしかない。顧客の創造である。 (P.F.ドラッカー)

    ドラッカーを読んだり聞いたりするとき必ずといって良いほど出てくるのが『顧客の創造』です。
    おそらく、ドラッカーの中心的な主題の1つなのだと思います。
    新規客の開拓はもちろん、利用していただいたお客様にリピートしてもらうことも含め、如何に自社の顧客を作り上げるか、それが企業の定義だと言う事です。

    「誰」が「何に困っているか」を見つけ、それを(自社の強みによって)解決する。
    さらにそれをコンセプト化することが出来れば、ビジネスとして成功する可能性が高くなります。

    理屈は簡単ですが、実践するのは難しいんですよね。
    日々新又日新
     
    ドラッカーが教える 実践マーケティング戦略
    ドラッカーが教える 実践マーケティング戦略 [単行本(ソフトカバー)]
     

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    マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。 (P.F.ドラッカー/マネジメント[エッセンシャル版])

    顧客の欲求を満たす製品・サービスを提供することで、販売すわなち売り込みをしなくても売れる仕組みを作る、それがマーケティングの理想だとドラッカーは言います。
    よく、『マーケティング』と『セールス』は別物だと言われますが、セールスの手間を省くために行うのがマーケティングだと言えます。
    なんだか、戦略と戦術の関係に似ていますね。

    新たな商品であれば、顧客が何を求めているかを調査し、すでにある商品であれば、どうすれば顧客にマッチするかを考える。
    言葉にするのは簡単ですが、なかなか難しいですよね。

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    【マーケティングのマ】 

    まずは与えよ。さらば与えられん。


    中小企業のIT経営をお手伝いする、パソコンのトラブル解決なら岡山で1番のパソコンサポート会社を経営しているIT活用コンサルタントの川上です。

    IT系のコンサルタントなのにITの話はめったにしません。ではいったい何の話をしているのか?
    実は、IT以前の経営やマーケティングのお話をさせていただくことが意外と増えています。

    せっかくITを導入しても、基本となる会社の方針やマーケティングの仕組みがしっかりしていないと期待する結果は得られません。
    IT導入の前に、まずは基本をしっかり押さえましょう。と言うお話をさせて頂くことが増えています。
    と言っても、マーケティングの専門家ではないのでホントに基本的な内容ばかりなんですけどね。


    さて、狙ったワケじゃないけど、最初にマではじまるコピーで始めてしまったので調子にのって続けていたら、だんだん『マ』で始まる言い回しのネタに困ってきた今日のこの頃。

    今週のマーケティングのマは『まずは与えよ』です。
    『さらば与えられん』 と続けるとどっかで聞いたことのある言葉になりますね。

    人生を豊かにする言葉は、多くの場合、ビジネスも豊かにしてくれます。
    ビジネス(経済活動)とは人と人とが行うものだからです。

    では、何を与えるのか?
    聖書よろしく愛でも良いのですが、今はマーケティングのお話しなのでもう少し形のあるもの、目に見えたり体験できるものが良いですね。
    一般的には無料サンプルとか無料体験、無料小冊子など、商品なりサービスなりを見込み客に『無料で』提供します。

    無料サンプルには『知ってもらう』と言う意味合いもあるのですが、無料の質を上げることで、つまり『無料でここまでしてくれるの?!』と言うレベルを提供することで、お客様に良い印象を与えることが重要です。
    もちろん、商品やサービスによっては完全に無料である必要はありませんが、無料に近いインパクトは欲しいところです。

    人は、他人から親切にされると、何とか親切を返したいと言う欲求が生まれます。
    これは『行為(好意)の返報性』と呼ばれる心理です。
    マーケティング的には代償の先払いとか善意の先渡しという言い方もされますが、無料で質の高いお試し商品やサービスを提供することで、『行為(好意)の返報性』に働きかけるのです。

    大きな意味で言えば、ブログやWEBサイトでノウハウや商品知識を提供するのも善意の先渡しに含まれます。
    まずは、見込み客にメリットを提供し、親近感や信頼感を持ってもらうことがポイントです。

    もちろん、せっかく提供するお試し品が無料だからと言う理由で手抜き商品や手抜きサービスであってはいけませんし、押し売りでもいけません。
    下手をするとマイナスブランディングになりますので、注意が必要です。

    あなたのビジネスで、あなたから先にお客様(見込み客)に提供出来るものは何ですか?

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    【マーケティングのマ】 

    負けるよりマケる


    中小企業のIT経営をお手伝いする、パソコンのトラブル解決なら岡山で1番のパソコンサポート会社を経営しているIT活用コンサルタントの川上です。

    IT系のコンサルタントなのにITの話はめったにしません。ではいったい何の話をしているのか?
    実は、IT以前の経営やマーケティングのお話をさせていただくことが意外と増えています。

    せっかくITを導入しても、基本となる会社の方針やマーケティングの仕組みがしっかりしていないと期待する結果は得られません。
    IT導入の前に、まずは基本をしっかり押さえましょう。と言うお話をさせて頂くことが増えています。
    と言っても、マーケティングの専門家ではないのでホントに基本的な内容ばかりなんですけどね。

    さて、狙ったワケじゃないけど、最初にマではじまるコピーで始めてしまったので調子にのって続けていたら、だんだん『マ』で始まる言い回しのネタに困ってきた今日のこの頃。
    今週のマーケティングのマは『負けるより付ける』です。

    簡単に言うと、『値引するより、オマケを付けましょう』というお話。

    テレビ通販やラジオ通販の番組で、
     『今なら○○をもう1セットお付けしてお値段そのまま!』
    なんて売り文句を見聞きしたことはありませんか?

    『商品は1個で良いから値段を半額にしてくれよ!』とツッコミを入れたことのある人は少なくないハズ。

    しかし、実際には値段を半額にするより、商品数が倍になったりいろいろオマケが付いた方が売れるそうです。
    人間の心理って不思議ですね。
    もちろん、確保できる粗利も、(原価率にも拠りますが)値段を半分にするよりお値段そのままで商品を倍にした方が確保できます。

    実際、値引の場合、お客様も「原価を割ってまで値引はしないだろう」と思っていることが多い(もちろん、粗利の確保なんて考えも微塵もないことも多いですが(^^;)ので、値引してもあまり感動は少なかったりします。

    値引幅がお客様の予想より多ければ、その場では多少の感動を与えることが出来るかもしれませんが、じゃあ、本当の適正価格はいくらなんだ?
    と思われかねません。
    下手をすると値引することで価格設定に対する不信感や、他所でも売っている商品であれば出所の確かな商品なのか?といった不安感を与えかねません。
    踏んだりけったりですよね。

    また、安易な値段は、値引以外にその商品・サービスあるいはあなたのお店に魅力がないと公言しているようなものです。
    当然、価格競争になりやすく、適正な利益の確保も難しくなるため、お勧めしません。

    値引をするぐらいであれば、何かオマケを付けたほうが、お客様心理的にも利益確保の点からもお勧めです。
    本来は、この『オマケ』を接客の質であったりアフターサービスやオプションサービスと言った内容で充当することが出来れば理想です。

    もちろん、接客の質やアフターサービスの向上は一朝一夕には行かないことが多いので、負ける(値引する)ぐらいなら何かオマケを付けましょう、と言うお話になります。

    あなたのお店のヒントになれば幸いです。

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