好調なビジネスは最も魅力的な芸術といっていい。金儲けは芸術、仕事をすることも芸術、よいビジネスは最高の芸術だ。 (アンディ・ウォーホル)

職人さんの技術は高みに上ると芸術と呼ばれますが、ビジネスも芸術足りうるのだと。
ただ、金儲けにしても仕事にしても、芸術の域に達するにはその根底に美学がなければダメだと、私は思います。
美学は、明文化するなら企業理念と言うべきでしょうか。

ドラッカーは企業の目的は顧客の創造である(=社会への貢献)と言いました。
金儲けという表現は好きではないのですが、企業組織は利益を出すことが求められます。

利益を出せない組織は社会悪だとさえドラッカーは言っています。
社会的な資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を消費し、消費した以上の成果(利益)を出せない組織、いわゆる赤字企業は社会への貢献より消費の方が多い組織だからです。

つまり、正しい美学(企業理念)を持っていないと、芸術と呼べるビジネスは成しえないのだと、私はそう思います。


Andy_Warhol_by_Jack_Mitchell
(画像はWikipediaから)