あらゆる災難は忍耐によって克服できる。 (ウェルギリウス)

ウェルギリウスは古代ローマの詩人らしいです。


忍耐と言う言葉をどのように捉えるかでも意味が変わってきそうな気はしますが、災難に限らず、ほとんどの事柄には忍耐が無ければ乗り越えることはできません。

これは、「じっと我慢していれば良い」という意味ではないと私は思います。

黙してじっと耐えるのも、解決のための行動を起こすのも忍耐です。
泣いて喚いて物事が解決するのは保護者に守られている赤ん坊だけです。
他人のせいにして喚いていても事態は解決しませんし、大抵は事態を悪化させます。周りからの評価とか特に。

解決のために自分で何か事を起こすことは、大抵困難が伴います。
状況が変わるまでじっと耐えるのにも困難が伴います。
どちらを選んでも忍耐が必要となります。
災難あるいは困難を乗り越えるためには忍耐という名の努力が必要になります。

あらゆる災難は忍耐によって克服できるというのは、そう言う意味なのだと思います。