【マーケティングのマ】 

まずは与えよ。さらば与えられん。


中小企業のIT経営をお手伝いする、パソコンのトラブル解決なら岡山で1番のパソコンサポート会社を経営しているIT活用コンサルタントの川上です。

IT系のコンサルタントなのにITの話はめったにしません。ではいったい何の話をしているのか?
実は、IT以前の経営やマーケティングのお話をさせていただくことが意外と増えています。

せっかくITを導入しても、基本となる会社の方針やマーケティングの仕組みがしっかりしていないと期待する結果は得られません。
IT導入の前に、まずは基本をしっかり押さえましょう。と言うお話をさせて頂くことが増えています。
と言っても、マーケティングの専門家ではないのでホントに基本的な内容ばかりなんですけどね。


さて、狙ったワケじゃないけど、最初にマではじまるコピーで始めてしまったので調子にのって続けていたら、だんだん『マ』で始まる言い回しのネタに困ってきた今日のこの頃。

今週のマーケティングのマは『まずは与えよ』です。
『さらば与えられん』 と続けるとどっかで聞いたことのある言葉になりますね。

人生を豊かにする言葉は、多くの場合、ビジネスも豊かにしてくれます。
ビジネス(経済活動)とは人と人とが行うものだからです。

では、何を与えるのか?
聖書よろしく愛でも良いのですが、今はマーケティングのお話しなのでもう少し形のあるもの、目に見えたり体験できるものが良いですね。
一般的には無料サンプルとか無料体験、無料小冊子など、商品なりサービスなりを見込み客に『無料で』提供します。

無料サンプルには『知ってもらう』と言う意味合いもあるのですが、無料の質を上げることで、つまり『無料でここまでしてくれるの?!』と言うレベルを提供することで、お客様に良い印象を与えることが重要です。
もちろん、商品やサービスによっては完全に無料である必要はありませんが、無料に近いインパクトは欲しいところです。

人は、他人から親切にされると、何とか親切を返したいと言う欲求が生まれます。
これは『行為(好意)の返報性』と呼ばれる心理です。
マーケティング的には代償の先払いとか善意の先渡しという言い方もされますが、無料で質の高いお試し商品やサービスを提供することで、『行為(好意)の返報性』に働きかけるのです。

大きな意味で言えば、ブログやWEBサイトでノウハウや商品知識を提供するのも善意の先渡しに含まれます。
まずは、見込み客にメリットを提供し、親近感や信頼感を持ってもらうことがポイントです。

もちろん、せっかく提供するお試し品が無料だからと言う理由で手抜き商品や手抜きサービスであってはいけませんし、押し売りでもいけません。
下手をするとマイナスブランディングになりますので、注意が必要です。

あなたのビジネスで、あなたから先にお客様(見込み客)に提供出来るものは何ですか?

8113838643_809593b1d2_b