日に新たに、日々に新たに、又日に新たなり。

名言・故事・名セリフと駄文をお届けするIT経営コンサルタント川上賢人のブログ。自称『どちらかと言えば天才』がちょっと格好良い事とかを書いてみるチラシの裏。

    タグ:戦国策

    泰山は土壌を譲らず、故に能く其の大を成す、河海は細流を択ばず、故に能く其の深きを就す。 (李斯/戦国策)

    「河海は細流を択ばず」だけで故事として用いられることも多いですね。
    黄河や海は、どんな小さな川でも取り入れることから、度量が広くて懐の深い大人物は人の意見をよく聞き、分け隔てなく人を受け入れると言う意味。

    始皇帝が中国統一を果たす少し前、秦の国内で灌漑事業を担当していた他国出身の大臣らに対して、何か良からぬ意図があるのではないか、と国内出身の臣下らが始皇帝に告げ口をした。
    ま、ぶっちゃけやっかみですね。

    始皇帝と言うのはその後の焚書坑儒でも有名なように、相当に猜疑心の強い人物だった様で、その意見を聞き、他国出身の臣下を全員退去させる命令を出してしまいました。

    これに対し、臣下の1人、李斯(後の丞相だがこのときは1家臣)がその命令を取り下げるべきだ始皇帝に諫言。
    その際に例えとして挙げたのがこの言葉。
    君主を持ち上げつつ諌言する、上手いですね。
     
    戦国策 (中国の思想)
    戦国策 (中国の思想) [単行本]

     

    狡兎に三窟あり (戦国策)

    賢いウサギは逃げ込む穴を3つ持っているという意味。
    斉の宰相、孟嘗君の食客・馮驩が、孟嘗君の地位を守るために3つの策を講じた故事が元。

    個人的に戦国策の中でも特に好きなエピソードの1つです。

    経営にしろ処世術にしろ、代替策を含めて常に3つぐらいはプランを用意しておくのが、リスクマネジメント的には良いんじゃないかと思っています。

    もしダメだったらこうしよう、的なプランを事前に考えておけば、もしものときも慌てずに済みます。


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    (1996/11)
    松枝 茂夫

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