私の軸の総て。
私も一応人間なので落ち込んだり憂鬱になることもありますが、周りからは自信の塊のように思われている節が多々あります。
この世に真に頼れるものは、最初と最後は自分自身しかありません。
それを知っていれば、安心立命を得るためには自己を律して、自分自身を常に成長させていくしかありません。すなわち自己確立です。
落ち込み休息することはあっても、後退することは有り得ないのです。
私の内心はともかく、前に進む人間は周りからは自信ありげに見えるのかも知れません。
半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを。
自分が成長するためには周りの協力も必要です。まず自己を律し、それによって得られる力で周囲の手助けをする。
情けは他人の為ならず。
行為(好意)の返報性からも、良いことも悪いことも、姿を変え形を変え、必ず自分に返ってきます。
善因善果、悪因悪果。
自分だけでなく周りの幸福も(半分ぐらいは)考え行動できる、そういう輪が広がれば現世は確実に理想郷に近づきます。
自他共楽の思想は信じる信じないではありません。行動するかしないかなのです。
面と向かっては否定しませんが、「信じなさい」と言う宗教を私は嫌いです。
信じるものが違えば争いの原因にしかならないからです。
釈尊の正しい教えとは「信じなさい」ではなく世の中(の根本実相)を「知りなさい」なのです。
もし自分自身、あなた自身以外のものを「信じなさい」と強制するモノがあれば、それが宗教であれ営業であれ眉に唾をつけて聞いたほうが良いでしょう。
漸々修学。
自己確立も自他共楽も一朝一夕には成りません。
昨日よりも今日、今日よりも明日。
日々修行を続けていくことが重要であり、世の中に出回っている総ての成功哲学に共通する成功への近道なのです。
金剛禅総本山少林寺の教えである自己確立、自他共楽、漸々修学の私なりの解釈であり、軸です。