なされるべきことはほとんど常に複数である。しかし、成果をあげるには手を広げすぎてはならない。一つのことに集中する必要がある。 (経営者の条件/P.F.ドラッカー)

やるべき事はたくさんあるのが普通だけど、成果をあげるためにはどれかに集中してやるべきだ。
そのまま読めばこんな感じでしょうか。
まあ、その通りだとは思いますが、個人的には、どれに集中するのか、その選択も重要だと思っています。

子供の頃に見たアニメだか漫画だかで、『1つの作戦が複数の意味を持つのが良い作戦だ』と言うセリフがありました。
三国志の徐庶か孔明のセリフだったような気もしますが、今となっては出典は思い出せません。
ともあれ、それ以来、私のモットーにもなっています。

つまり、1つのことに集中する際も、その行動/行為が複数の効果、意味を持つ事柄に注力すれば、1つのことに集中することで、複数の成果を上げることが出来ます。
一石二鳥とか一石三鳥を、意識して狙うと言うことですね。

もちろん、早々都合よく成果を上げる方法があるわけではありませんが、この行動によって複数の成果が得られないか、今やろうとしていること(目的)以外の成果やメリット、いわゆる余禄は無いかを意識しながら行動することが重要です。

意識することで視野が広がり、自分の行動に対する意識付けや意味付けを強化することが出来、より集中力が増して成果を出しやすくなります。
また、そこで見付けた(目的以外の)成果やメリットは、次の行動や予期せぬイベントへの伏線にもなります。
もちろん、選択の余地なく目の前の課題を愚直に片付けることも時には必要ですが。

何に集中するのか、どうやって集中するのか、私なりのテクニックを紹介してみました。
皆さんの参考になれば幸いです。

新訳 経営者の条件 (ドラッカー選書)
新訳 経営者の条件 (ドラッカー選書)