季文子、三たび思いて而る後に行ふ。子之を聞きて曰く「再びせばすなわち可なり。」 (論語)

魯の大夫の季文子は、何事も再三繰り返し考えた上で実行した。
孔子はこれを聞き、「一度考えたことを、今一度考えれば十分でしょう。」と言った。 

2度考えれば十分と言うことですね。

行動を起こせば、結果の良し悪しは別にして、現状を変化させることが出来ます。

もちろん考えることは重要です。
考えなしに行動することは、大抵の場合ロクな結果を招きません。

しかし、いくら考えても、実行に移さなければ意味がありません。
どのような知識も行動に転化しなければ無意味であるように、どのように深く考えたことでも、実行しなければ意味がないのです。

そして通常、行動は、早ければ早いほど良いのです。
孫子の『兵は拙速を聞くも、未だ巧久を賭ざる成り』とは何も兵法の世界だけではないのです。

ジャック・ウェルチも、
6ヶ月早ければ良かったという事はあっても、6ヶ月遅ければ良かった、という事はまずない。
と言っています。

つまり、十分に考えた上で迅速に行動する。
そのためには、2度考えれば十分なのです。

私はそう思います。
自戒をこめて。


 
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