SNSで流れてきたキャリコネニュースの記事

「会社の飲み会に参加しないから」という理由で降格! 仕事と関係ないのに釈然としません

https://news.careerconnection.jp/?p=19699 

をみて思ふこと。


飲みニケーションなんて言葉を声高に叫ぶ人もまだまだ少なくありませんが、酒を飲まないと本音が話せないなんて人物にたいした仕事は出来ません。
酒がないとコミュニケーションが出来ないと公言しているのと同じだからです。

記事にあるような

飲ミニケーションは、集団行為には必要なものだ。

と言う意見は、自分は飲み会をしなければ集団を統制できない無能ですと自白している様なものです。

今の時代は、1人の職人技で成果をあげる仕事ではなく、チームで成果をあげる仕事の方が断然多いのです。
そもそも、酒の力を借りないとコミュニケーションが取れない様な人物がリーダーになってはいけないのです。

仕事は出来るけどコミュニケーションが苦手と言う、いわゆる職人タイプの人はいます。
そういう人がリーダーになってしまった場合、飲み会の力を借りるのではなく、コミュニケーション能力を身に着ける努力をするべきなのです。
コミュニケーションはスキルです。努力して身に着けることが出来るものです。

もちろん、飲み会には色々な効果と価値があります。

日常の業務ではなかなか得られない情報(報告)が得られたり、スタッフ間の親睦を深めたり、ガス抜きだったり、インフォーマルなコミュニティを形成するキッカケになったり、飲み会の利点は少なくありません。
会社の飲み会だけでなく、セミナーや勉強会などでも、懇親会からが本番と言われることもあります。 

そういう意味でも飲み会を否定するつもりはありませんし、個人的にはむしろ推奨派だったりもします。

しかし、飲み会(の参加)が必須と言うのは、手段が目的化しているだけであり、言ってしまえば酒飲みの戯言でしかありません。
手段を目的化してしたり顔する愚かな行為です。

もちろん、「飲み会に参加しないから」と言うのはタテマエで、本当の理由は(本人の自己評価に反して)業務能力が足りてないからかもしれません。
「仕事が出来ないから」と言うと角が立ちそうなので間違った気遣いで「飲み会に参加しないから」と言っている可能性もあります。

だとしても、「飲み会に参加しないから」と言う理由では誰も得をしません。
組織をダメにする典型的な勘違いだからです。
業務能力が足りないなら、不足しているところを指摘しなければ、改善も成長も見込めないのです。
本人も会社も顧客も誰も得をしません。

間違った気遣いはマネジメントを殺します。
組織(集団)の運営を飲み会に頼っている段階でその組織のマネジメントは失格なのです。

飲み会のない組織(会社)は残念な組織ですが、飲み会を強制する、建前は強制参加でなくてもそれが評価に影響する組織(会社)は最低な組織です。

私はそう思います。

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