皇国の守護者5巻、新城とメレンティンのやり取りから。
「どこかへ逃げるのだ。殿下とともに。アスローン、いや、南冥だな。あそこでならば、殿下も君も、自分自身として生きられるだろう」
「正直、それも考慮しました。しかし、いけませんね、どうも。殿下に楽をさせてさしあげることができそうもないのです」
望んだ男とであれば、漁夫のように手を荒らしてみせるのが女と言うものだろう
女に手を荒らさせぬためならば、いかなる悪行も為すのが男というものでは
「確かに、貴官であればそうでもあろう」