パソコンのトラブル解決なら岡山で1番のパソコンサポートの会社を経営しているIT活用コンサルタントの川上です。
facebookページのノートに書いた記事ですが、せっかくなのでこちらにも投稿しておきます。
 
IT経営の状況をチェックする6つのカテゴリ、最後の6つ目は『IT推進体制』です。
IT推進体制と書くと難しそうですが、要は人材育成の仕組みや体制があるかどうか、と言うお話です。
  • IT担当者は決めていますか?
  • ITやセキュリティに対する研修は行っていますか?
  • IT投資の成果をチェックする仕組みはありますか?
IT経営を進めるうえでは、IT担当者を決めておくことが大切です。
小さい会社や、IT経営をスタートする最初の段階では経営者自身が兼務しても良いでしょう。
 
IT担当者はITやパソコンに詳しい必要はありません。
一般のスタッフと経営者(陣)、経営者(陣)とITベンダーやITコンサルタントとの窓口になるため、ITやパソコンの知識より、自社の業務に対する理解や、コミュニケーション能力の方が重要です。
 
ITにアレルギーがあると言うほど苦手意識が強いと少々問題ですが、苦手意識さえなければ大丈夫です。
もちろん、ITやパソコンに詳しいに越したことはありませんが、趣味のレベルですとどうしても知識が偏ってしまうので、むしろ、変にITやパソコンに自信を持っている方より、何でも1から勉強しようという姿勢の方が適任です。
 
IT経営のお話ではよくCIO(chief information officer)と呼ばれる情報戦略担当の役員を設置して云々と言われますが、小さい会社ではIT担当者がこのCIOの役割を担うことになります。
 
しかし、大手企業や中堅企業のCIOと違って、小さい会社のIT担当者には経営権はもちろんIT導入に対する決裁権がないことがほとんどです。
経営者自身がIT担当者を務める場合は別ですが、そうでない場合は、経営者のIT担当者に対する理解と全面的なバックアップが必要です。
IT担当者は縁の下の力持ち的な仕事が多く、その重要性や努力は表に見えにくい内容がほとんどだからです。
 
また、IT担当者を設置しても、IT担当者1人に出来る範囲は限られています。
特にセキュリティ対策や経営改善に向けたパソコンの活用には、IT担当者だけでなく、パソコンを利用するスタッフ1人1人の知識とセキュリティに対する意識の共有や協力が重要です。
 
不定期でも構わないので、IT担当者以外のスタッフにも、ITに関するスキルアップの研修や講習を行うことが大切です。
IT担当者で社内研修を行えれば理想ですが、そうでない場合は社外の研修やセミナーに参加させたり、外部の講師を招くなどして機会を作る必要があります。
基本的には、IT担当者に社外の研修でスキルアップしてもらい、それを社内研修で他のスタッフに伝えてもらう、そんな流れが良いのではないかと思います。
 
研修やセミナーはもちろんですが、パソコンの更新やシステムの導入など、IT投資を行った際は、その効果や成果を測定することも重要です。
理想は、費用対効果について数字でチェックするのが良いのですが、効果を何で測定するのかといった指標の決め方や実際の計測の仕方など、知識や経験がないとなかなか難しいのも事実です。
最初はスタッフ(利用者)への定性的なアンケート(便利になった、効率的になったなどの感想など)で構わないので、投資を行ったらそれに対する評価を行うクセを付けておくことが大事です。
 
投資に対する評価や事後チェックを行うことで、次の改善点や次回のシステム導入や更新に対する経験値が上がっていきます。
経営の世界ではPDCAと呼びますが、ITについても、このPDCA【Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)】を行うことが重要です。
PDCAを意識してIT投資の計画を立てることで、経営計画とリンクしたIT投資、IT活用が可能になります。
 
IT経営の成果を高めるためには、ITITベンダーやコンサルタントとのやり取りをスムーズにするためにも、社内のIT活用をフォローするためにも、IT投資の評価を行うにも、IT担当者は重要な役割を持ちます。
IT経営を進めるためにはIT推進体制、つまりIT担当者の設置と育成が重要になってきます。
経営者自身がIT担当者を兼ねる場合は、セミナーなどに積極的に参加して自ら学ぶ必要があります。
 
あなたの会社にIT担当者はいますか?

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